三重県熊野市の「熊野大花火大会」は300年以上続く歴史ある花火大会ですが、2022年も中止が決まっています。伝統の存続に向け、募金箱が設置されました。

 世界遺産にもなっている鬼ヶ城の岩場から打ちあがる仕掛け花火が名物の「熊野大花火大会」は、新型コロナの影響で今年、3年連続となる中止が決まっています。

 中止が続いた影響で地元唯一の花火業者も経営が悪化したため、市の観光協会は秋に花火大会を開くために寄付金を募ることを決め、9日に市役所や地元のホテルなど17カ所に募金箱が設置しました。

 花火の打ち上げは11月上旬の予定で、集まった金額に応じて花火の規模が決まるということです。