名古屋市で、患者の病院への搬送に時間がかかる「救急搬送困難事案」の件数が過去最多を更新しました。

 名古屋市消防局での「救急搬送困難事案」は14日までの1週間に273件で、新型コロナの第6波の真っ只中にあった2022年2月の209件を上回り、過去最多を更新しました。

 273件のうち、発熱や呼吸困難などの症状があり新型コロナが疑われる事案は、187件だったということです。

 救急搬送困難事案は、救急車の受け入れ先の病院が見つからず4回以上問い合わせるケースなどを指し、名古屋市では第7波の本格化とともに7月以降急増していて、医療現場のひっ迫の影響が強まっています。