今年5月に81歳で亡くなったJR東海の葛西敬之名誉会長の「お別れの会」が29日、営まれました。

 お別れの会は、JR東海本社のある名古屋と東京で開かれ、今年5月に間質性肺炎のため亡くなった葛西名誉会長と交流があった鉄道業界や政財界の関係者など、およそ1980人が参列しました。

 葛西名誉会長は1963年に旧国鉄に入社。国鉄の分割・民営化に若手幹部の1人として尽力し、「国鉄改革3人組」と称されました。

 民営化後のJR東海では1995年から社長や会長を歴任。社長時代にはJRセントラルタワーズや東海道新幹線・品川駅の開業などを実現しました。

 そして会長時代には、リニア中央新幹線の事業化を打ち出すなど、日本の鉄道業界の発展に大きく貢献しました。

 会場では、葛西名誉会長の旧国鉄時代からの功績を紹介する写真なども展示されました。