19日夜にも東海地方に最も接近する台風14号、各地で影響が出ています。

(リポート)
「三重県熊野市です。海の方からは体を持っていかれそうなほどの風が吹いていて、信号や店の看板も小刻みに揺れています」

 台風14号の接近に伴い、19日朝から雨や風が強まっている東海地方。連休最終日を直撃し各地に影響が広がっています。

(リポート)
「18日から2日間にわたって行われる予定だった今池まつりですが、今日は中止となり朝からステージの撤去作業が行われています」

 3年ぶりの開催となった「今池まつり」も2日目は中止が決まり、商店街の人たちが朝からステージの撤去などに追われました。

 影響は観光地でも…。

(リポート)
「午後1時の岐阜県高山市です。風はありますが、まだ雨は降っていないので、観光客の姿もみられます」

 台風接近が予想されていたことから、18日まで多くの人で賑わった古い街並みも観光客はやや少なめ。

 名古屋市熱田区のイオンモールでは19日正午前、外壁についた幕状の看板がめくれ上がり、外れました。

 午後になってさらに風は強まり、東山動物園やレゴランド・ジャパンは午後2時で閉園。名古屋駅前のジェイアール名古屋タカシマヤや栄の松坂屋などのデパートも、閉店を早める対応をとりました。

 交通機関にも影響が広がっています。東海道新幹線は名古屋=新大阪間の運転を見合わせ、東京方面も大幅に本数を減らしています。

 名鉄は午後7時ごろまでにすべての路線で運転を見合わせるほか、JRの在来線も広く運休を計画しています。

 台風は19日夜から20日明け方にかけて最接近。午後4時50分現在、岐阜市の全域約40万人などに警戒レベル3「高齢者等避難準備情報」が出されていて、さらに警戒が必要です。

※画像と動画の一部は視聴者撮影