名古屋市営交通の100周年を記念して、昭和初期に活躍したレトロなバスが復活します。

 100周年を迎え、これまでに地下鉄の「黄電」などを復刻してきた名古屋市営交通。その復刻プロジェクトの第2弾として、塗装作業が公開されたのが「濃えび茶色」と言われるカラーが特徴の市バスです。

 これは昭和5年(1930年)ごろに運行していたバスを復刻したもので、当時のカラー写真は残されておらず、車体の形もボンネット型でしたが、残された資料から特徴的な色を再現しました。

 肝心のボンネットの形は、天井を黒とグレーに塗り分けることで表現したといいます。

名古屋市交通局の担当者:
「市民の方から、かつて市内を運行していた市電、花バスのデザインを復刻してほしいというご意見を多数いただきましたので、我々もそういったご期待に応えたいという思いで」

 名古屋市交通局はほかにも、昭和30年(1955年)ごろに運行したクリーム色とライトグリーンのツートンカラーが特徴の市バスや、昭和49年(1974年)まで活躍した市電などを復刻した「レトロカラーバス」を順次運行する予定です。

 レトロカラーバスは11月から名古屋市内を走ります。