国民的人気を誇った「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さんが19日夜遅く、急性硬膜下血腫のため亡くなりました。仲本さんは東海地方とも縁がありました。

 18日、横浜市内の交差点で車にはねられ大ケガをし、19日夜に亡くなった「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さん。

 仲本さんはドリフとしての活動が一段落した後も、この地方を何度も訪れていました。

 加藤茶さん、高木ブーさんと共に、自慢の歌声を披露した仲本さん(当時63)。3人で組んだユニット「こぶ茶バンド」として、開幕直前だった『愛・地球博』をPRするためステージに立っていました。

 2022年5月に名古屋で行われた志村けんさんを振り返るイベントでは、「オープニング店長」として姿を見せ、志村さんの往年のギャグを懐かしんでいました。

仲本工事さん:
「志村のお祭りって感じがするね。この殿様なんてそっくりだもんね。見たとたんに『おっ!』と思った。ここに来て見たら懐かしいなと思う」

 ファンと気さくに写真を撮るなど、80歳を超えても元気な姿を見せていた仲本さん。このわずか5カ月後、突然の訃報でした。

 街の人は…。

60代女性:
「『8時だョ!全員集合』の時代だったので、本当に驚きましたね。残念なことだと思います」

40代男性:
「テレビで『8時だョ!全員集合』をよく見て、楽しみにしていたというのもありますし。まず事故に遭ったということで衝撃が大きかったのと、何とかなるのかなと思った矢先に亡くなられたというのを見て、すごく残念で」

70代男性:
「悲しいですよね。いつまでも長生きしていただきたいと思っておりましたので」

 2020年、志村けんさんが新型コロナで亡くなった際、仲本さんは「ドリフも順番に逝く歳になったとは思ったけど、一番若い志村が長さんの次になるとは、非常に悔しいです」とコメントしていました。

 仲本さんの葬儀について所属事務所は、親族などと協議した上で明らかにするとしています。