峠を越えると“風伝おろし”に…三重・熊野市の入鹿盆地に『雲海』雨の翌朝厳しく冷え込むと現れる確率高く
美しい朝焼けのなか、景色一帯に広がる霧。21日朝、三重県熊野市紀和町の入鹿盆地でみられた「雲海」です。
この霧が風に乗って熊野古道の風伝峠を越え、御浜町に流れ込む現象は「風伝おろし」と呼ばれています。
雨が降った翌日の厳しく冷え込んだ朝に現れる確率が高く、今年は10月に入っても暖かい日が続いたため、なかなか見ることができませんでしたが、このところの冷え込みで21日朝はくっきりと確認できました。
この幻想的な光景は、日差しが出るころには消えてしまうため、朝早くから見物客が雄大な景色をカメラにおさめていました。