実際の近鉄列車を使用…南海トラフ巨大地震を想定した災害復旧訓練 乗客を救助し高台に誘導する手順等確認
三重県津市で25日、近鉄の列車を使って災害復旧訓練が行われました。
訓練は、震度6の南海トラフ巨大地震で走行中の列車が脱線した想定で始まり、近鉄・警察・消防が協力して、片側の扉を全て開けた列車から素早く乗客を救助していきました。
また、三重県南部と伊勢、三河湾への大津波警報発表を想定し、避難する乗客は高台へと誘導することを確認しました。
近鉄の担当者:
「津波も来るということで、非常に迅速に避難していただかなければならない。自分ならこのように動くということを、普段から考えておいていただきたい」
このあと、近鉄の整備士が脱線した列車を油圧ジャッキで持ち上げ、線路上に戻す手順も実践していました。