トヨタ自動車は28日、2022年9月までの上半期の世界販売台数が474万2000台と、2年ぶりに前の年を下回ったと発表しました。

 海外での販売は、中国でのSUV人気などに支えられ上半期として過去最高でしたが、国内販売が半導体不足の影響で、2021年の同じ時期から16.4%減り、全体を押し下げました。

 上半期の世界生産は前の年から9.8%増え、特に2021年に新型コロナの影響で部品不足がより深刻だった東南アジアの状況が回復し、9月はひと月として過去最高となる88万7000台を記録しています。

 ただ、トヨタはすでに「今後の部品の供給動向は不透明」などとして、当初目標としていた2022年度の世界生産970万台は下方修正する方針を示しています。