産地を偽装したアサリをスーパーなどに販売していた三重県内の3つの業者が、行政指導を受けました。

 このうち伊勢市の六花社(りっかしゃ)は、2021年1月から22年4月にかけて、中国産や韓国産のアサリを「三重県産」と偽り、およそ107トンを県外のスーパーなどに販売していました。

 熊本県産のアサリを巡る産地偽装問題の発覚以降、相次いで寄せられた情報から、三重県が立ち入り調査を行い、伝票に記載された仕入先などから偽装が発覚しました。

 県によると、六花社の社長は「三重県産のアサリを売りにしていたが、県内の漁獲量が減ったため偽装した」と話しているということです。

 このほか松阪市の業者2社も、中国産などのアサリを熊本県産と偽って販売していたとして行政指導を受けました。