愛知県長久手市の「ジブリパーク」は、11月1日にオープンします。10月31日、開園を祝うセレモニーが開かれ、その中で、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、宮崎駿さんの秘話を語りました。

 11月1日に開園するジブリパーク。映画のワンシーンを再現した展示など、期待が高まります。31日、ジブリパークでは開園を祝うセレモニーが開かれ、愛知県の大村知事やスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、企画責任者を務めた宮崎吾朗監督らが参加しました。

大村愛知県知事:
「5年5カ月でこれだけの内容のもの、ジブリの作品がギュッと濃縮に詰まったものが、聖地にこれだけクオリティー高くできたというのは、私はある意味奇跡に近いと」

鈴木敏夫プロデューサー:
「こういうような場所でいろいろ話す機会を、僕は何回も経験してきたんですけれど、今回はもしかしたら特別かもしれません。どうしてかというと、昨夜ですけれどあんまりよく眠れなかったんですよ。これは映画の時とはちょっと違うのかなって」

 特別な思いを抱いて、この日を迎えた鈴木敏夫プロデューサー。ジブリパークをめぐる宮崎駿さんとの秘話を明かしました。

鈴木敏夫プロデューサー:
「秘密裏に宮崎駿と僕がこのパークを訪ねまして、そしたら宮崎駿がいたく喜びまして。『子どもの街』っいうのがありますよね。あそこを見て宮崎駿がびっくりしたんですよ、『おもしろい』って言って。『俺には思いつかない面白さがここにはある』って。相手がたとえ息子であってもライバル視する人なんですよ。人が作ったものは絶対に褒めない、これが彼の大きな特徴なんですけれど、簡単に言うと褒めた」