情報提供で発覚…名古屋大学の教授が研究費等1130万円余りを不正受給「研究室の電子レンジ購入等に」
名古屋大学の教授が、研究費など1100万円あまりを不正受給していました。
東海国立大学機構によりますと、名古屋大学の未来材料・システム研究所の八木伸也教授(56)は、2014年から7年間に渡り、国から支給された研究費など合わせて1130万円あまりを不正に受給していたということです。
八木教授は、いわゆる「カラ出張」や、出張に同行する学生の人数の水増しなどを繰り返していましたが、2021年3月、大学側に情報提供があり不正受給が発覚しました。
大学側の聞き取りに対し、八木教授は「研究室の電子レンジの購入などに充てた」と不正受給を認め、すでに全額返済しているということです。
東海国立大学機構は「名古屋大学への信頼を損ね、深くお詫びする」とコメントし、再発防止に努めるとしています。