新型コロナの補助金600万円を不正受給したとして、三重県が伊勢市の旅館を刑事告訴しました。

 三重県によりますと、不正受給が明らかになったのは伊勢市二見町の「浜千代館」で、新型コロナ対策でトイレの改修工事を行ったとするウソの報告書などを県に提出し、2022年3月、600万円の補助金を受け取ったということです。

 提出した報告書には、別の場所のトイレの写真を添付するなどの偽装がされていたことから、県は悪質性が高いと判断。浜千代館の男性社長を詐欺罪で刑事告訴し、4日に三重県警が受理しました。

 県の聞き取りに対し、男性社長は「いつかは工事をやるつもりだった」などと説明していて、不正に受け取った補助金の全額と、およそ16万円の加算金をすでに納付しています。