愛知県は14日、新型コロナウイルスオミクロン株の変異株で「ケルベロス」と呼ばれるBQ.1.1系統が、県内で初めて確認されたと発表しました。

 愛知県によりますと、「ケルベロス」と呼ばれるオミクロン株の変異株BQ.1.1系統が確認されたのは、いずれも11月上旬に感染が判明した県内に住む70代男性と20代女性です。

 2人はゲノム解析の結果、BQ.1.1系統であることが判明し、このうち70代男性は海外の滞在歴や県外への移動歴がなく市中感染とみられ、現在入院しているということです。

 また20代の女性は、感染が判明した際は症状が軽く自宅療養をしていましたが、9月下旬に全国で見直しがあった「発生届」の対象外で、詳しい行動歴はわかっていません。

 BQ.1.1系統「ケルベロス」の感染が確認されるのは東海3県で初めてで、全国では10例目です。