
名古屋大学などを設置する国立大学法人がサイバー攻撃を受け、学生などの個人情報およそ4万件が漏洩した可能性があることがわかりました。
東海国立大学機構によりますと10月18日、運用しているシステムの利用者から「パスワード変更ができない」と指摘があり、その後の調査で外部からの不正アクセスが確認されました。
システムを管理するサーバーが身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」に感染してデータの一部が改変され、「戻してほしければ以下のメールアドレスに連絡を」というメッセージが残されていたということです。
発覚から30分後にはネットワークを遮断する対応を取りましたが、サーバー内に保存していた学生や教職員の個人情報およそ4万件が漏えいした可能性があるとしています。
機構によりますと、システムの遮断設定に不備があり、外部からのアクセスが可能な状態だったということです。