100年以上の歴史がある日本画の団体「日本美術院」の院展が、26日から名古屋のデパートで始まりました。

 水平線に沈む夕日、太陽が光を放つ様子を赤と黒で印象的に表現しています。

 会場には日本美術院所属の作家などの作品、およそ110点が展示されています。

 初夏の乗鞍岳を描いた作品は、厳しい冬を乗り越えたライチョウのつがいが、温かいタッチで描かれています。

 またカメラメーカー・キャノンと、京都の伝統工芸士により高度な技術で復元された、国宝「洛中洛外図屏風」のレプリカも展示されています。

 院展は12月4日まで松坂屋名古屋店で開かれ、期間中は小中学生を対象にしたワークショップも予定されています。