有松・鳴海絞の復興に尽力した片野元彦さん親子の作品を集めた展覧会が、愛知県豊田市で開かれています。

 会場の豊田市民芸館には、1975年に76歳で亡くなるまで有松・鳴海絞の復興に尽力した名古屋出身の片野元彦さんと、長女かほりさんの作品およそ100点が紹介されています。

 元彦さんの1960年代後半に制作した作品は、幾何学模様が美しい着物です。

 長女かほりさんの遺作は、個性的な絞りのデザインが特徴です。

「藍染の絞り 片野元彦・かほりの仕事」は12月4日まで開かれています。