リニア開業による混雑の緩和図る…名古屋駅に東西結ぶ“新たなコンコース” 市が設置の方針示す

　名古屋市はリニア中央新幹線の開業を見据えた整備として、名古屋駅に東西を結ぶ新たなコンコースを設置する方針を示しました。

　28日の市議会本会議で市は、リニア中央新幹線の開業による混雑を緩和するため、名古屋駅に東西を結ぶ新たなコンコースを設置する方針を示しました。

　新たなコンコースは、名古屋駅西側にある「あおなみ線」の改札口と東側のJR広小路口を結ぶ幅およそ9メートルの通路で、市はリニア中央新幹線開業後の完成を目指して整備を進めるとしています。

　関連の事業費は、250億円から350億円規模になると想定しています。

　また、名古屋駅周辺にある笹島交差点から名駅南4丁目交差点までのおよそ600メートルの区間で、横断歩道が設置されていないことについても質問が上がり、市は横断歩道を設置するため愛知県警などと調整を進める方針を明らかにしました。