愛知県は11月28日、新型コロナウイルスの感染者について、オミクロン株のXBB系統、通称「グリフォン」が県内で初めて確認されたと発表しました。

 県によりますと、グリフォンへの感染が確認されたのは、県内に住む40代の女性と20代の女性、50代の男性の家族3人で、11月中旬に新型コロナへの陽性が判明していました。

 医療機関からの依頼を受けて研究機関で検査したところ、25日に県内で初めてオミクロン株のBA.2から派生したXBB系統、通称グリフォンと確認されました。

 3人はいずれも軽症で、自宅で療養していたことがわかっているということですが、基礎疾患があるなどの発生届の対象ではないため、海外渡航歴の有無などは確認できていないということです。

 グリフォンは、現在感染の主流となっているBA.5と比べてワクチン接種や感染してできた免疫による中和抗体をすり抜けやすいとみられています。