28年前、三重県鈴鹿市で男性2人が拳銃で射殺された強盗殺人事件で、死刑が確定している浜川邦彦死刑囚が、3度目の再審請求を申し立てました。

 浜川死刑囚(62)は1994年、鈴鹿市などで男性2人を拳銃で射殺し、預金通帳などを奪った罪で、2007年に最高裁で死刑が確定しています。

 弁護団は浜川死刑囚の無実を裏付ける新証拠が得られたとして、30日、3度目となる再審請求を津地裁に申し立てました。

 この事件では、犯行に使われた拳銃が見つかっていませんが、確定判決では38口径の拳銃が使われたと認定。

 弁護団は弾丸を精密測定した結果、35口径であることが明らかになったと主張。共犯者らの証言の信用性がなくなったと訴えています。

 浜川死刑囚はこれまでに2度再審請求をしていますが、いずれも棄却されています。