愛知県愛西市で11月、新型コロナワクチンの接種後に女性が死亡したことを受け、県の大規模接種会場で訓練が行われました。

<看護師>
「接種後5分で呼吸苦とかゆみを訴えられています」

<医師>
「わかりました。蕁麻疹も出ていますし、アナフィラキシーショックですね」

 豊山町の名古屋空港ターミナルビルの大規模接種会場で行われた訓練は、接種を受けた女性が重いアナフィラキシーショックを発症した想定で、医療スタッフら26人が参加。患者を救護室に運び、医師がアドレナリンを注射するなどの手順を確認しました。

 愛西市の集団接種会場で11月、4回目の接種を受けた直後に体調が急変した女性が死亡していて、愛知県医師会が「その場でアドレナリンの筋肉注射をするべきで体制に問題があった」とする検証結果をまとめています。