厳しい冷え込みが続く中、愛知県犬山市の日本モンキーセンターでは、サルたちが熱々の焼き芋を巡って争奪戦を繰り広げています。

 21日正午の気温が9.9度。寒い1日となった愛知県犬山市の日本モンキーセンターでは、サルたちが身を寄せ合って寒さを凌いでいました。

 この寒さの中、登場したのはたき火です。薪に火をくべると、集まってきたニホンザルたちが暖かな炎の前でくつろいだり、毛繕いをしたりしながら寒さを凌いでいました。

【動画で見る】焼き芋を水で冷やして食べるサルも…日本モンキーセンターで“サルのたき火” 焼き芋が出てくると争奪戦に

(リポート)
「飼育員の方がたき火をくずして取り出したのは、美味しそうな焼き芋です。サルたちの争奪戦が繰り広げられています」

 飼育員が焼き芋を投げると、サルたちは猛ダッシュして芋に群がります。中には熱い芋をすぐに食べられるよう、池の水で冷やすサルもいました。

飼育員:
「火を怖がるサルが、火に近づいて暖を取っている姿。たき火にあたるという行動が受けつかがれている『文化的行動』を感じていただきながら、ご覧いただけるといいかなと思います」

 サルのたき火イベントは、冬至の12月22日と、1月29日までの土日祝日に開催されます。