
特殊詐欺の被害を防ぐため、名古屋市中村区の「愛知信用金庫」のATMコーナーにトリックアートが設置されました。
(リポート)
「ATMコーナーの足元を見てみると、『その電話はサギ』と書かれた仕掛けが立体的に見えます」
22日、名古屋市中村区の「愛知信用金庫 中村支店」に設置されたトリックアートは、ATMでの特殊詐欺の被害を防ごうと、愛知県警と南山大学の学生らが協力して作成しました。あわせて市内の10店舗に設置されています。
立体的に見えてインパクトが強いトリックアートで、当事者だけでなくATMコーナーで電話をする人に対し、周りから声をかけてもらうことも狙っています。
利用者:
「浮き上がって見えますので『あっ、そうなんだ』とよく気が付きまして、それに引っかからないようになるんじゃないかなと」
2022年の愛知県内の特殊詐欺による被害総額は、11月末時点でおよそ17億円にのぼり、2021年と同じ時期に比べ4億円ほど増加しています。