11月に木村拓哉さんが登場した「ぎふ信長まつり」は大きな話題となりましたが、今度は2023年1月に愛知県岡崎市で嵐の松本潤さんが出席するイベントが、当選倍率196倍と大きな注目を集めています。

 11月に開催された岐阜市の「ぎふ信長まつり」は、木村拓哉さんの織田信長役での出演が大きな話題を呼び、46万人もの観客が集まりました。

 そして今、集客に期待を膨らませているのが岡崎市です。

松本潤さん(2022年4月):
「家康公っていうのは本当に皆さんに愛されてるんだなということを改めて実感しましたし、この作品が注目度が高いということも改めて思ったところです」

【動画で見る】木村拓哉さんの次は“松本潤”さん…大河の初回出演者らと観るイベント 当選倍率『196倍』の熾烈な争い

 嵐の松本潤さんが、NHKの大河ドラマで岡崎生まれの天下人、徳川家康を演じます。

 ドラマは2023年1月からスタートします。この機会に地元をPRしようと、岡崎市は2022年4月に専門部署『「どうする家康」活用推進課』を立ち上げ、イベントを仕掛けることにしました。

「どうする家康」活用推進課の担当者:
「パブリックビューイングを開催します。1話目を市内で(出演者と)一緒に見るというパブリックビューイングになっています。約17万6000人以上の方々に応募をいただきまして、非常に驚きましたね。10万人ぐらいを予想してはいたんですけれども」

 松本さんら主要キャストのトークステージも付いたイベントで、900人の定員に対し、17万6000人以上の応募がありました、その倍率は驚異のおよそ196倍です。

 先日の「ぎふ信長まつり」の倍率はおよそ64倍で、定員の数に違いこそあれ、より熾烈な争いとなりました。

 今週抽選結果が発表された岡崎市で、市民に聞きました。

20代女性:
「親が応募したんですけど落選しちゃって。お母さんが嵐のファンで。名古屋とかに行かないと会えないし。なんか松潤を通して岡崎がそういう風に取り上げてくれるっていうのも、地元民としてはすごく嬉しいこと」

70代女性:
「町おこしというか、岡崎が有名になっていろんな方が来てくれるといいなって思いますね」

 当たっても外れても、集まる注目に市民も盛り上がっています。

 図書館には徳川家康の特設コーナーができました。

岡崎市立中央図書館の担当者:
「大河ドラマの放送に合わせて、いつもテーマ展示ということでやっているんですけれども、今回はやはり徳川家康公が主人公ということですので、大変力を入れてPRの方を行っております。貸し出しなんかも実際に増えていたりとかして、結構反響があるのかなという風に思っております」

 11月ごろからは、家康関連の本の貸し出しも増えているそうです。

 さらに岡崎城も、ドラマにあわせてリニューアル工事が進んでいます。

 当時の賑わいをジオラマとAR=拡張現実の技術で体感できる展示室なども新設予定です。

 松本潤さんが演じる岡崎生まれの天下人・徳川家康。市はドラマの経済効果が来年1年でおよそ265億円に上ると予想しています。

「どうする家康」活用推進課の担当者:
「大河ドラマ館のオープンであったり、岡崎城のリニューアルであったりと、様々なイベントを考えております。より多くの方々に岡崎市を知っていただければと思っております」