
ジブリパークが1月10日から、海外の個人客向けのチケット販売を始めました。インバウンドの拡大につなげる狙いがありますが、取材をすると海外でのジブリ人気の高さがわかりました。
2022年11月にオープンしたジブリパーク。開園から2か月が経ちましたが、連日多くの来園者が訪れ、その人気は衰える気配がありません。
(リポート)
「英語の特設サイトが開設され、今日からジブリパークの海外の個人客向けのチケットの販売がスタートしました」
日本時間1月10日の午後2時から、海外の個人客向けのチケット販売がスタート。新型コロナの水際対策が大幅に緩和したことなどを受け、インバウンドの拡大を狙って、当面「ジブリの大倉庫」のみの販売ですが、すでにサイトでは…。
(リポート)
「現在3800人以上が待機していて、アクセスがかなり集中しているようです」
本格的に世界がターゲットになったジブリパーク。実際、海外から注目を集めていて、2022年10月のメディア内覧会には海外メディアが殺到。フランス人ジャーナリストは…。
フランス人ジャーナリスト:
「『千と千尋の神隠し』が大好きです。(Q.愛知県に来る方は増えそう?)2年間コロナで我慢していたので、オープンを知ったら名古屋に足を運ぶ人も増えると思う」
実際、フランスにはジブリの公式グッズショップが出店するなど、そもそも大人気ですが、その人気はアジアでも高まっているといいます。
シンガポール在住の日本人ユーチューバー「ジブおじさん」も「シンガポールでもすごく楽しみにしている人が多いと思います」と話します。
世界各国を渡り歩き、ジブリの楽曲を弾き語りしていて、行く先々でジブリの人気を肌で感じたといいます。
ジブおじさん:
「世界30カ国でジブリの楽曲を弾いてきたんですけど、ほぼどの国でもこの曲知ってるみたいな反応がいただけたりとか。特にすごかったのが台湾・シンガポール・香港をはじめとしたアジア圏。ちょっとコアな楽曲まで知っていたりとか、ジブリの偉大さを知った旅でした」
現在住んでいるシンガポールでは、ジブリパークのオープンが現地のテレビなどで大きなニュースになり、その認知度も高まっているといいます。
ジブおじさん:
「シンガポール人は行く人多いと思いますよ。やっぱりどうしても東京とか京都とか北海道とか定番の所にみんな行きがちなので、ジブリパークが愛知にできたことで愛知に行くきっかけになるかなと思いますね」