「全国旅行支援」が、1月10日から割引率を引き下げて再開されました。

女子大学生:
「四国と三重に行きます。全国旅行支援を使います」

50代の主婦:
「京都から来ているんですけど、今日はしっかり使わせてもらっています。全国旅行支援。(割引合計は)数万円までいっているかな。かなり安くなりました」

 10日から再開された全国旅行支援。名古屋市中区栄で聞いてみると、早速利用している人や予約している人がいました。

 今回の旅行支援では、割引額は交通付きの旅行商品の場合、クーポン券と合わせて最大7000円。去年までの最大1万1000円から下がったとはいえ、お得に旅行などができるとあって、中には予約を取り直したという人もいました。

70代の女性:
「2月はかまくらに入るのに(長野県の)湯田中に行く。(旅行支援適用のため)一度キャンセルして、それからもう一度取り直してくれって言われたのもある」

 今回は各都道府県の予算がなくなり次第終了となりますが、対象期間の多くは3月末まで。現在の予約状況を名古屋の旅行代理店に聞きました。

シティツアーズの取締役:
「現状ですと、昨年に比べましてほぼ予約数は倍近くいただいております。(全国旅行支援の予約は)弊社では今のところ3000件弱ですね」

 3月末までの国内旅行の予約数は10日の時点ですでに去年の倍で、今後も順調にいけば3倍ほどまで伸びる見通しだといいます。

 中でも、北海道や九州・沖縄といった遠方への旅行が7割を占めているそうです。

シティツアーズの取締役:
「毎年なんですが、1月2月というのは一年間を通して、旅行のシーズンとしては比較的、閑散期と言われる時期に入りますので、この時期に合わせて支援をいただけるというのは非常にありがたい話だと思って期待をしております」

 利用者も旅行代理店も期待する今回の旅行支援について、専門家は…。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
「国内旅行においても、コロナ前の8~9割回復しているという状況を総合的に判断すると、おそらくこれが最後の国としての支援策になりますので」