政府は2024年の秋で今の「健康保険証」を廃止し、マイナンバーカードに一体化させる方針です。

 手続きは「マイナポータル」やセブン銀行のATMでできます。このマイナ保険証で主に変わることは以下の通りです。

 まず、受付での手続きが簡素化されます。マイナ保険証はカードリーダーにかざし、ICチップと顔写真で本人確認。

 また本人の同意があれば、過去の受診や薬の処方歴も病院や薬局が閲覧できるため、医療機関を跨っても適切な医療が提供できるとされています。

 転職や引っ越しといったライフイベントの度に手続きをする必要もなくなります。

 政府は2023年4月以降、一部の診療所などを除いてマイナ保険証を使えるシステムの導入を医療機関に義務付けています。従わなければ保険医の資格を取り消す方針も示されています。

 しかし、これを巡っては先週、医師ら274人が義務付けは憲法違反だとして訴えを起こしました。情報漏洩のリスクを医療機関で抱えることに反発の声も上がっています。

【動画で見る】来年秋に今の健康保険証は廃止方針…マイナンバーカードに一体化「マイナ保険証」リスクに医師等から反発も