愛知県豊橋市の新アリーナ建設を巡り、市民グループが求めていた賛否を問う住民投票は、27日の市議会で実施に向けた条例案が否決されました。

 愛知県豊橋市が進める新アリーナの建設計画を巡っては、地元の市民グループが建設予定地の一部が県の定める氾濫想定区域に含まれることや、周辺の交通環境の悪化などを理由に反対していました。

 市民グループは2月20日、およそ1万6000人分の署名を添え、建設の賛否を問う住民投票を実施するため条例の制定を請求しましたが、27日午後に市議会で審議され、反対多数で否決されました。

 住民投票は実施されず、市は今後、2026年度の新アリーナ開業を目指して建設計画を前進させていくことになります。

【動画で見る】市議会で否決…豊橋市の新アリーナ建設の賛否問う住民投票「実施されず」市民グループが実施求め条例制定請求