3月13日からマスク着用のルールが変わり、名古屋市緑区のスーパー「ウオダイプラス」ではマスクなしの接客を再開しました。マスクをやめた理由と、買い物客の反応を取材しました。

 名古屋市緑区の激安スーパー「ウオダイプラス」。13日からマスク着用が個人の判断となったことを受け、接客担当の店員はマスクを外すことを基本としたといいます。

 店内ではマスクなしの店員の姿がありました。店に来る客はほとんどがマスクを着けている中で、マスクなしの接客に踏み切った理由を尋ねました。

店長:
「顔と顔で商売をしていきたいというのが1番願うところですので。うちはマスクを外して、お客さまの笑顔が見られるように、接客できるようにしていくと。お客さまの顔を見ながら、顔を見てもらいながら、話しながらおいしいものを売っていくのがウオダイのスタイル」

「接客は表情が重要」と話す店長。マスクなしで接客に当たる店員も、その違いを肌で感じていました。

青果担当:
「マスクを外して、やっと知り合いになれたという感じがしました。まだマスクなしに抵抗がある人もいらっしゃると思うので、距離感は前より逆に意識するようになりましたね」

 店としても、マスクなしで不快感を与えないよう、鮮魚や精肉、総菜と、調理や加工の多い担当は、衛生面から引き続きマスクを着用するようにしています。

 3年ぶりとなるマスクなしの接客について、客に聞きました。

客ら:
「表情が全部見えるから人柄が見える」

「なくなったわけじゃないから、(マスクを)してもらった方が安心は安心です」

「密にならない所だったら取ってもいいかなと思っています。表情が見えて、人間味のあるスーパーだなと思いますね」

 まだ不安を感じる人はいるものの、概ね好意的に受け取られていました。

店長:
「マスク越しでも(表情は)分からなくもないですけれど、(客も)マスクを取っていただいて店員も取って、お客さんがどんな風に感じられるかというのを、お客さんと話し合いながらこちらも接客する。そういう形で今はやっていこうと思っている」

【動画で見る】「顔と顔で商売をしていきたい」“マスク無し”での接客を再開したスーパー 大半はマスク姿の客の反応は