PTAは本来「入退会自由」のはずですが、三重県内の小中学校ほぼ全てで、強制的・自動的に加入することになっていることが分かりました。

 教職員の労働組合「みえ教育ネットワーク教職員ユニオン」は、県内全ての市と町の教育委員会に質問状を送るなどし、保護者にPTA加入の意思確認をしているかを調べた結果を発表しました。

 20の市と町の教育委員会から回答があり、275校のPTAのうち約半分にあたる130で、保護者への意思確認を全くせず「加入」とする扱いをしていたことが分かったということです。

 残る大半も「加入しない」という申し出がなければ自動的に加入とする運用で、加入届の提出を条件としていたのは4校のPTAのみでした。

 学校数の多い津市、四日市市、松阪市を含む9つの市と町からは回答が得られなかったということです。

 PTAを巡っては、岸田総理も国会で「入退会は自由と考えている」と発言していて、入会申込書などの整備を進めるPTAも増えてきています。

 東海テレビ「かわるPTA」で取材を続けています。pta@tw.tokai-tv.co.jpまでご意見・情報をお寄せください。

【動画で見る】入退会自由のはずが…三重県内の小中学校ほぼ全てで「PTAは強制的・自動的に加入」教職員労組の調査で判明