新型コロナウィルスの位置づけが「5類」に移行し、様々な場所で使われてきたパーティションが撤去されています。貸し出しをしていた企業の倉庫を見せてもらいました。

 取材に訪れたのは、東海3県の人に「何でも貸します」でお馴染み「近藤産興」の、名古屋市港区にあるレンタル商品の保管倉庫です。

 飲食店やオフィスで飛沫を防ぐために設置され、コロナ禍で当たり前の存在となっていた「透明なパーティション」。ワクチンの大規模接種会場などで感染を防ぐために使われた自立型の間仕切りもありました。

 近藤産興では、新型コロナの感染拡大で3年前からアクリル板を延べ1000枚以上購入しましたが、5類移行を受けて戻り始め、現在倉庫には約400枚が保管されています。

 愛知県や名古屋市の依頼を受け、大量に仕入れたワクチン接種会場のパーティションも、役目を終えて返ってきた約500枚が倉庫で保管されています。

近藤達夫取締役:
「5類移行することによって、あまり借りられなくなっていくかなと思っています」

 感染拡大を防ぐために用いられてきたパーティションは、5類移行で需要が減ってきています。

【動画で見る】5類移行で需要減…貸し出されていた大量の“透明なパーティション” 役目を終えてレンタル用品店の倉庫に