名古屋市立の小中学校が、PTAからルールを無視して多くの寄付を受け入れていた問題で、16日に河村市長がPTA会長らに謝罪しました。

 この問題は、名古屋市内の小中学校のPTAが多くの備品などを学校に寄付し、その実態を市の教育委員会も把握していなかったことが、東海テレビの取材で明らかになったものです。

 16日、河村市長は名古屋市PTA協議会の総会で、この問題について謝罪したうえで、「学校が予算がないと言っていると聞いている。私は市民の味方だ」と述べました。

河村名古屋市長:
「(学校が)PTAから金を要求しとるような話がありまして、申し訳ないと。おかしいと思ったら言ってちょー、黙っとらんでもええで」

 市教委は市内の全ての学校を対象に、過去5年間のPTAからの寄付について報告を求めていて、近く結果を取りまとめ公表するとしています。

 東海テレビ「かわるPTA」で取材を続けています。pta@tw.tokai-tv.co.jpまでご意見・情報をお寄せください。

【動画で見る】市教委も実態把握せず…小中学校のPTAが多くの備品を学校に寄付 河村名古屋市長がPTA会長らに謝罪