愛知県碧南市にある老舗畳店の「浅井商店」がデニム生地を使った畳を開発し、導入した保育園で好評を博しています。

 碧南市にある浅井商店は、江戸時代から続く老舗畳店です。

 畳といえばいぐさですが…。

浅井社長:
「デニムを使った畳ということで、商品開発させていただきました」

 畳床にデニム生地の畳表を機械でプレスし、貼り付けています。

【動画で見る】老舗の技と子供を思う気持ちから誕生…“デニム生地の畳” 保育園で「掃除が楽」と好評 燃えにくく撥水も

浅井社長:
「最初は、自分の娘が生まれた時にアパート暮らしだったんですけど畳がなくて、一緒に遊ぼうと思った時に良い場所がないなと」

 そんな矢先、保育園を運営するいとこから「子供が汚しても洗える畳が欲しい」との声が。そこで、幼児が歩いても滑ったり引っかかったりせず、水洗いが可能なデニムに注目しました。

 しかも、この素材はただのデニムではありません。

浅井社長:
「保育園で重要なのが燃えないということで。元々デニムの生地で溶接をやられる方だとか、エプロン用にデニムの生地が使われていたりして」

 特殊な燃えにくい加工を施し、さらに撥水加工もプラス。水をこぼしてもさっと拭き取れて跡になりません。

 畳床にケナフやヤシなどの植物繊維を使い、クッション性も高めました。

 老舗の技と、子供を思う気持ちで生まれたデニム生地の畳。

恵保育園の保育士:
「寝転んだり座っても疲れない、痛くないので。座っておままごとをしたり、お人形ごっこをしたりして遊んでいます。お茶をこぼしてもころころっと水が弾かれていくので、私たちも掃除が楽」

 保育士たちにも、掃除の負担が減ったと喜ばれています。

浅井社長:
「最近の新しいライフスタイルに合わせて、畳を快適に使っていただきたいなという思いもありまして。ぜひ後世の日本の人たちにもつなげていきたい」