3日、相続税などの算定基準となる路線価が3発表され、愛知では2年連続上昇し、岐阜と三重でも下落幅が小さくなりました。東海3県でもコロナ禍からの回復基調が続いています。

 東海3県で最も高い路線価となったのは、名古屋市中村区名駅1丁目「名駅通り」の1平方mあたり1280万円で、オフィスビルやマンションへの投資活動が堅調だったということです。

 また伸び率が最も高かったのは、名古屋市千種区今池1丁目の「広小路通り」で、周辺で高層マンションの建設が進んでいることや、新型コロナが落ち着き、飲食店への客足が戻ったことで、去年2022年より9.9%上昇しています。

 また、2022年はマイナス8.3%と下落率が最も大きかった岐阜県高山市の「上三之町下三之町線通り」は、国内外の観光客が本格的に戻り、2.3%のプラスに転じています。

【動画で見る】愛知では2年連続上昇…「路線価」発表 東海3県でもコロナ禍からの回復基調続く 岐阜・三重は下落幅が縮小