北朝鮮による24日の弾道ミサイル発射で、沖縄県を対象にJアラートが出されたことを受け、東海3県でも県庁の担当者らが対応に追われました。

 防衛省によりますと、ミサイルは24日午前3時51分ごろ、北朝鮮北西部から発射されて複数に分離、その1つは沖縄本島と宮古島の間の上空を通過し、太平洋に落下したと推定されています。

 政府は沖縄県を対象にJアラートを出し避難を呼び掛けましたが、午前4時7分に解除しました。

 発射を受け、愛知・岐阜・三重のそれぞれの県庁では、危機管理の担当者らが情報収集などの対応に追われました。

 24日午前中に各県で危機管理に関する緊急の会議が開かれましたが、3県とも被害の報告はなかったことが確認されました。

 中部国際空港によりますと、ミサイル発射による運航スケジュールへの影響はないということですが、国内線の出発ロビーでは沖縄や宮古島に向かう乗客から不安の声が聞かれました。

沖縄へ向かう家族:
「スマホの緊急通知で知りました。沖縄上空を通過したので、かなり心配なところはあります」

宮古島へ向かう家族:
「宮古島に行ってきます。やっぱり嫌だよね、今から行こうとしているのに」