岐阜県でクマに襲われる被害が相次いでいることを受け、専門家を招いた講演会が高山市で10日に開かれました。

 岐阜県では、飛騨地方を中心に人がクマに襲われる被害が2023年は既に4件あったほか、農作物の被害もあり、石川県立大学で大型哺乳類の生態を研究する東出大志講師を高山市に招いて講演が開かれました。

 東出さんによると、ツキノワグマは本州で分布が拡大していて、ドングリが凶作の年に被害が増えるということです。

 クマは早朝に行動することが多く、出会ったら騒がず静かに立ち去るのよいということで、参加した農家の人などは真剣な表情で聞いていました。

【動画で見る】人が襲われる被害既に4件…ツキノワグマ対策で専門家が講演「出会ったら騒がず静かに立ち去るのがよい」岐阜