岐阜市の長良川鵜飼が10月15日夜に閉幕しました。2023年は新型コロナの5類移行もあって乗客数が回復し、前年より2万人増え約7万3000人となりました。

 15日に行われた長良川の鵜飼じまいには、約660人の乗客が観覧船に乗り込みました。鵜舟6隻がそろって鮎を追い込む「総がらみ」が始まると、乗客から大きな拍手が上がっていました。

 2023年は新型コロナの5類移行で外国人観光客数が増えるなどし、乗客数は22年より約2万人増えて約7万3000人となりましたが、新型コロナ禍前の約9万1000人には及びませんでした。

 乗客は「鵜飼が初めてだったのですごい迫力があった」「火の熱が伝わってくる距離で見れて感動した」などと感想を話しました。

 観鵜飼観覧船事務所の山田哲司所長は「インバウンドを含め来年も多くのお客さんに楽しんでもらいたい」と来年の抱負を語りました。

 岐阜市の長良川鵜飼では2023年8月、ゲリラ豪雨の影響で船が流され乗客2人がケガをする事故などで、運航が10日間中止となりました。

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