
高校生が電車に自転車を持ち込んで通学できる「サイクルトレイン」の実証実験が、三重県で12月4日から始まりました。
近鉄では志摩線などの一部路線で、2022年9月から自転車を持ち込んで電車に乗ることができるサイクルトレインの運行を始めていて、4日から通学を目的とした利用の実証実験を始めました。
自宅から最寄り駅まで距離があり、生徒を車で送り迎えする保護者の負担を軽くすることなどが狙いで、県立志摩高校の生徒2人が志摩線の鵜方駅から志摩磯部駅までを自転車を持ち込んで乗車しました。
志摩高校の2年生:
「登校するのに(駅から学校まで歩くと)15分くらいかかるんですけど、(自転車だと)たぶん5分ぐらいで着くと思うので、だいぶ変わるなと」
志摩高校の別の2年生:
「朝ゆっくりできる。(家を出るのが)20~30分は遅くなりました」
通学用サイクルトレインは、志摩高校と鳥羽高校の一部生徒を対象に、鳥羽駅−賢島駅間で2024年3月まで実証実験を続け、24年度以降の実用を目指しています。
【動画で見る】高校生が電車に自転車持ち込み通学可能…『サイクルトレイン』の実証実験 三重県内の近鉄志摩線で始まる