1月初めに、愛知県西尾市と三重県東員町の飲食店で集団食中毒が発生し、保健所が店を営業禁止処分にしました。

 三重県の桑名保健所によりますと、東員町の商業施設にあるインド料理店「スパイス王国」で1月1日に、商業施設の従業員向けに販売された弁当を食べた18歳から55歳までの55人が下痢や腹痛などの症状を訴えました。

 保健所が調べたところ、症状が出た人の中からウエルシュ菌が検出され、食中毒と断定されました。

 また西尾市上羽角町の日本料理店「じへい風越店」でも、1月3日にコース料理を食べた21人が嘔吐などの症状を訴える食中毒が発生しました。

 いずれの店でも入院した人はいないということですが、保健所は8日付で営業禁止処分としています。

【動画で見る】元日の商業施設の従業員向け弁当で“食中毒” 55人が症状訴え飲食店を営業禁止処分に「ウエルシュ菌」検出