愛知が誇るブランド地鶏「名古屋コーチン」の生産に関して、画期的な開発が行われました。

(リポート)
「名古屋コーチンの新しい卵が開発されました。従来のものより重みがあり、サイズも大きくなっているということです」

 31日、報道陣に公開されたのは、愛知県農業総合試験場で開発された卵用名古屋コーチンの新しい系統「NGY6(えぬじーわいろく)」。

 卵の殻は従来の系統より鮮やかな桜色で、重さは平均およそ58グラムと8.4%アップ。さらに産卵率も8.2%アップしました。

 これまでの系統は卵を産む雌のヒナと雄を見分けることが難しく、鑑別師の手が必要でしたが、高齢化による鑑別師不足が課題になっていました。

 ところが「NGY6」では初めて、ヒナの段階から羽根の形で雄雌の見分けが可能になり、生産の効率化に繋げられます。

 気になるのはその味です。

愛知県農業総合試験場の担当者:
「従来通り、名古屋コーチンの特徴である卵黄の濃厚さとコクは維持されております」

 新系統「NGY6」の卵用名古屋コーチンは、2026年の6月ごろから出荷される予定です。

【動画で見る】ヒナでも雌雄の見分けが簡単に…卵用名古屋コーチンの新系統を愛知県が開発 鑑別師不足の中で生産を効率化