2024年4月8日、静岡県の川勝平太知事が辞職願を提出することがわかりました。川勝知事が辞任の理由にJR東海がリニア中央新幹線の2027年の開業を断念したことも「大きな区切り」と挙げたことについて、愛知県の大村秀章知事が“怒り心頭”です。

大村愛知県知事:
「この発言は釈然といたしません。違和感を禁じ得ません。大変残念な発言だと。2027年開業を前提として、さまざまな事業に取り組んできた沿線自治体、市民、経済界の思いや期待と全く異なるものだと。だいぶ抑えて申し上げておりますけれども、もっと腹立っていますけども」

 8日、大村知事が怒りを抑えきれなかったのは、静岡県の川勝知事についてです。自らの職業差別的な発言への批判をきっかけに唐突に辞意を表明しましたが、JR東海がリニア中央新幹線の2027年の開業を断念したことも「大きな区切り」と理由に挙げていました。

 大村知事は、5月開催予定の会議で川勝知事に発言の真意を問いたいと怒り心頭でしたが、その川勝知事は10日県議会に辞職願を提出する意向とわかり、“直接対決”は実現しないかもしれません。

 川勝知事の辞職でリニアの開業は近づくのでしょうか。

 JR東海は8日、愛知県春日井市の住宅街の地下約40mで、本格的な掘削工事に先立つ調査のための掘削を始めたと明らかにしました。

 元の計画では2022年秋ごろに掘削を始める予定でしたが、作業中にシールドマシンの刃の一部が欠けるなどして大幅に遅れていました。

 JR東海は本格的な掘削を2025年の春ごろに始め、2026年3月までを予定する工期に変更はないとしています。

 また名古屋城近くで進める「名城工区」でも、8日から予定通り調査のための掘削工事を始めたと発表しています。

【動画で見る】川勝静岡県知事の“リニアでも大きな区切り”発言に大村愛知県知事「腹立ってます」5月の直接対決は実現せずか