鵜飼漁・海女漁をユネスコ無形文化遺産に 登録推進協議会の設立総会開催「先人から受け継いだものを世界へ」
鵜飼漁や海女漁など伝統的な漁法が残る岐阜や三重など3県5市の自治体が2025年2月1日、「ユネスコ無形文化遺産」への合同登録に向けて協議会を設立しました。
登録を目指すのは、鵜飼漁が続く岐阜市・関市、海女漁が続く鳥羽市・志摩市、それに石川県輪島市です。
3県5市の市長が発起人となり、岐阜市役所で1日午前、「ユネスコ登録推進協議会」の設立総会が開かれました。
会長に選任された柴橋正直岐阜市長は「先人から受け継いだものを世界に発信していく貴重な機会になるんじゃないか」と話していました。
海女漁について、輪島市では2024年1月の地震で土砂が被り藻場が減るなど悪影響が出ているほか、鳥羽市は後継者不足で存続が危ぶまれているということです。
協議会は今後、ユネスコ無形文化遺産への登録を連携して目指すことで、伝統的漁労を次の時代に継承していきたいとしています。