8月2日以降の東海3県の新規感染者数を1週間ごとに平均すると、愛知県では8日までの1週間平均で338人でした。

 ここから週を追うごとに増えていき、29日までの1週間平均では1750.0人まで増加しました。

 岐阜県と三重県も同じ傾向で大きく増えていますが、8日までの1週間平均に対して直近1週間では、愛知では約5.2倍、岐阜で約6.8倍、そして三重で約5.7倍になっています。1カ月足らずで5倍から7倍近くまで増えています。

 人口が多い東京・大阪の同じデータと比較すると、東京では8日までの1週間平均に対し、直近1週間では減少しています。大阪は2.3倍で緩やかな上昇です。

 これに対して愛知・岐阜・三重はいずれも急上昇しています。東海3県はまさに今が爆発的な感染の最中にあることがわかります。

副反応の出やすさにファイザー製とモデルナ製で差も…専門家「接種を大いにためらうような副反応報告ない」

 東海3県に緊急事態宣言が出されて初の週末となった28日土曜日の人出は、携帯電話の位置情報から集計したデータによると、愛知県で1週間前の21日土曜日と比べて、名古屋駅周辺は13.7%減少しましたが、栄地区は1.9%とわずかな減少でした。

 JR岐阜駅周辺は、28日は23.7%減りました。

 三重県では、近鉄・津駅周辺で28日は、21日より23.3%増加しました。しかし伊勢神宮周辺は、「おはらい町」で多くの店が休業していることも影響してか9.7%減少しています。

 多くの地点で人出は減ってはいますが、それでも多くの人が出かけているという状況でした。