アメリカ同時多発テロ「9.11」の発生から20年を迎えるのを前に、名古屋・栄のオアシスで8日、書道家の女性がジョン・レノンさんの「Imagine」の歌詞を巨大な書で展示して、平和の大切さを発信しました。

 オアシスで21では午前9時半ごろから、ジョン・レノンさんの「Imajine」の歌詞を日本語訳にした大きな書が並べられていきました。

 書道で国際交流を進めている世界で活躍する書道家・一ノ瀬芳翠(いちのせ・ほうすい)さんが手掛けた書で、名古屋の伝統文化、鳴海絞りの生地に書かれていています。

【画像で見る】平和の大切さ伝えたい…ジョン・レノン『Imagine』歌詞の巨大な“書”を展示

 縦1.5メートル、横6メートルの生地45枚がおよそ2時間半かけて並べられ、全長270メートルのメッセージが完成しました。

 この書は、アメリカ同時多発テロ「9.11」から1年後の2002年9月に名古屋駅前のビルにも展示され、注目されました。

 また、2020年には終戦75年の節目と、新型コロナウイルスが蔓延するなかで、命の重みを伝えようと「命」の書をオアシス21の屋上に展示していました。

 今回の展示で一ノ瀬さんは、平和の大切さをみんなに伝えていきたいと話しています。

※動画にナレーションはありません
※タイムラプスで撮影しています
※画像の一部は一ノ瀬さん提供