新型コロナワクチン“3回目接種”のスケジュールや対象年齢などにについてまとめました。

 まず12月1日に、医療従事者からスタートします。その後、来年1月から65歳以上の高齢者、3月をめどに企業や大学などで行う職域接種、4月には64歳以下の人の接種が始まる予定です。

 対象者は、前回の接種から8カ月が経った18歳以上の希望者としています。

 しかし、2回目の接種から半年で効果が半減したという海外のデータなどを踏まえて、感染状況によっては自治体が国と協議して、前回から6カ月経った人への接種も可能となりました。

 ただ、この“6カ月後接種”について、堀内ワクチン担当大臣は会見で「原則おおむね8カ月とする接種間隔を前倒ししたものではない」「自治体は8カ月間隔を前提に準備してほしい」と話しています。

 大臣は“原則8カ月後”と強調していて、6か月後接種はあくまで「例外」だということです。

モデルナ2回の人でもファイザーOKに…ワクチンの『3回目接種』対象ごとの時期や“交互接種の副反応”は

 またワクチン接種に関して厚生労働省は、現在12歳以上とされる対象年齢を5歳から11歳に引き下げ、早ければ来年2月ごろから始める可能性があると、自治体に対し準備を求める連絡を出しています。

 現在、ファイザー社が対象拡大の承認を厚生労働省に申請していて、安全性や有効性に関する審査で問題ないと確認されれば、可能になるということです。

 ファイザー社によりますと、5歳から11歳の子どもの発症を90%ほど抑えられるということです。