
愛知県弥富市では、安全なはずの学校内で生徒が加害者と被害者になるという、いたたまれない事件が起きました。子供たちの心のケアをするスクールカウンセラーはどんな役割を担っているのか、名古屋市の例をまとめました。
名古屋市の場合は、臨床心理士の資格などを持ったカウンセラーが全校に1人ずつ常駐しています。
業務内容は、「生徒からの相談」「保護者・教職員からの相談や指示」「教職員等への研修・講演」「生徒のストレスチェック(予防)」「災害時や事件の際の生徒の心のケア」があります。
勉強の相談だけでなく、人間関係、仲良くなるにはどうしたらいいのか、ケンカした場合どうしたらいいのかなどの相談が多いといいます。
ストレスチェックは、不登校やいじめを予防するために行われています。
2020年は3万7千件の相談があったということです。これは生徒だけでなく、保護者や教職員からの相談も含まれています。