
NTTは、録音した電話の内容を詐欺電話かどうかAIが解析して判定するシステムを開発しました。
詐欺犯が高齢者などの自宅の固定電話にかけてくると、通話内容を録音しAIが文字起こしをします。そして通話で使われたキーワードやその組み合わせなどによって、詐欺電話かどうかをAIが解析します。
AIが詐欺電話と判定した場合、あらかじめ登録しておいた家族や知り合いのところに自動的にメールや電話が送られます。家族や知人から警察や本人に連絡がいくことで、特殊詐欺を未然防ぐことができるという仕組みです。
このサービス利用できるのはNTTの加入電話回線を利用している人で、ナンバーディスプレイがついている人は無料でアダプターが貸し出されますが、設置費用が8800円かかります。

名古屋市内の特殊詐欺は10月末までで393件と、去年10月末までの約2倍に増えています。
録音内容から詐欺電話かどうか解析…『AI』使って特殊詐欺の被害防止 家族や知り合いにメール等で通知

千種警察署の生活安全課は「今回のAIのようなシステムを取り入れるも大事。もし詐欺電話にあったら、家族や知人、警察など第三者にまず確認してほしい」と話しています。