
今年も残すところ2週間を切り、年賀状の準備を進めている人もいるのではないでしょうか。今年はデジタルで全てが完結する「LINE年賀状」が登場しました。
名古屋市内の郵便局では来年用の年賀はがきを販売・受付中。

日本郵便によれば、今年の年賀はがきの発行枚数はおよそ18億3000万枚。これはピークだった2003年の40%程度で、去年よりも1億1000万枚減少しています。
【画像で見る】若者中心に“年賀状離れ”進む中…日本郵便から『LINE年賀状』登場

背景には、SNSの普及やコロナ禍で企業が出す年賀状の減少などがあります。
それでも「新年のあいさつは年賀状で」という人も多く、来年の干支「寅」が描かれたものや愛知県のご当地柄など、デザインは34種類と豊富に揃います。

日本郵便の担当者:
「かわいらしい雰囲気の柄が人気の印象がございます。(SNSなど)デジタルより直接年賀状をお送りすることで、気持ちが伝わるんじゃないかなと思います」
若者を中心に年賀状を出さない人が多い昨今、新年のあいさつをSNSで済ませる若者に訴求しようと、日本郵便は今年、デジタル上で完結する新たなサービスを開始しました。その名も「スマートねんが」です。

日本郵便の担当者:
「LINEの中で年賀状を作って、簡単に作れて、相手のLINE上に送ることができる新しいサービスになっています」
まず日本郵便のLINEアカウントから「スマートねんが」にアクセスし、200円〜500円のパックを選んで購入します。

好きなデザインを選び、そこに写真やスタンプ、メッセージを挿入することができます。さらに動画や音声も挿入可能。お気に入りの年賀状を何種類でも作ることができます。

最後に、宛名の欄に相手の名前を書けば完成。送信は来年の元日から。期間中はLINE上の友人に何通でも何人でも送り放題です。

さらに、届いた「スマートねんが」でLINEポイントがあたるおみくじに参加でき、「お年玉抽選」の楽しさを味わえます。

日本郵便の担当者:
「限りなく紙の年賀状に近しいことをデジタル上で体験していただきたい。デジタル上でも新年のご挨拶の文化を継続していただいて、ゆくゆくは紙の方に持っていきたい」
手書きで思いを込めるもよし、デジタル上で手軽に送るのもよし、あなたはどんな年賀状を送りますか。