SMS=ショートメッセージサービスと、フィッシング詐欺を掛け合わせた「スミッシング」の被害が今、急増しています。被害に遭わないための3つのポイントを専門家に聞きました。

 その理由について、トビラシステムズの岩渕さんによると、「時事的な話題に便乗して、手口が身近なものへと変化しているのが原因ではないか」と分析しています。

 トビラシステムズの調査では、2020年12月は宅配便の不在通知を装ったものが8割以上でした。コロナ禍で宅配便の利用が急増したことが理由とみられています。

 しかし、こうした手口が徐々に認知されると、1年経った2021年12月は…半分以上が「携帯料金の未納」など通信事業者を装ったものに変わりました。

よく見るとアマ「ソ」ン…SMS使うフィッシング詐欺『スミッシング』の被害が急増 気づきづらい巧妙な手口

 その対策について、主なポイントは3つです。

 まずは不審なSMSは開かないこと。万が一開いたとしても、すぐに個人情報がとられることはありません。

 次に、個人情報を入力しないこと。もしうっかりURLを触ってリンク先に移動した場合でも、まずは落ち着いて入力など絶対にせず、そのページを削除して下さい。

 最後に対策ソフトの導入です。スミッシングと判別して開封を防いでくれるアプリを使ったり、携帯キャリアによる対策サービスに加入したりするのも有効だということです。