愛知県の19日の新規感染者は、年代別では10歳未満が943人で、各年代の中で最も多くなっています。

 第6波のオミクロン株の影響で、いま子供たちへの感染が急増しています。そのため3月から12歳未満、5歳から11歳の子供へのファイザー製のワクチン接種が始まります。

 名古屋市はおよそ13万人を対象に3月7日から個別接種を始め、4月以降に集団接種が始まる予定で、2月28日から順次接種券が発送されます。

 ワクチンの効果について、およそ2300人が参加した海外の臨床試験では、5歳から11歳の子供が2回目を接種してから1週間以降の発症予防効果は90.7%とされています。

 気になる『副反応』の主な症状は、政府のワクチン分科会で提出された資料によりますと、局所反応として接種部位の「痛み」は1回目が74%、2回目が71%などとなっています。

 全身反応については「38度以上の発熱」が1回目は3%、2回目が7%。「頭痛」は1回目22%、2回目は28%で、そのほか「筋肉痛」や「嘔吐」、「下痢」などとなっています。

重症化する子供が出てくる恐れも…『12歳未満へのワクチン接種』 小児科医に聞いた“副反応や後遺症”

 この副反応について、アメリカのCDC(=疾病予防管理センター)はほとんどが軽度から中等度だとしていて、治療が必要な副反応が出た子供はおよそ1%だったということです。